【独唱】かびしいカシの木 解説
こんにちは。
今日は、独唱版『さびしいカシの木』の伴奏を
解説します。
この曲は、「愛する歌」という歌曲集の中の
一曲です。
という、有名なお二人の作品です。
今回は、独唱(ソプラノ)の伴奏を
解説します。
参考演奏はこちらです。
解説1
とても爽やかで柔らかな前奏から始まります。
2小節目に松葉クレシェンド(<)が
書かれています。
そこで、その前のフレーズを
少し収めるように弾くと、
クレシェンドが活きます。
強弱で考えるよりも、
4小節の間で、どのような世界を
イメージするのかというところから考えると、
より素敵な前奏になると思います。
解説2
歌が入って2小節目は長調ですが、
3小節目は短調になっています。
歌詞も「さびしい」となっているので、
この和音をしっかりと感じることが大切です。
解説3
次は、17~19小節目に注目します。
18小節目でfになり歌へとつなげます。
ディミヌエンドがかかるのは
19小節目の3拍目からなので、
19小節目の2分音符を
あまり収めすぎないように意識しましょう。
2分音符で柔らかい世界を作り出せると
良いと思います。
解説4
24~26小節は、
他にない雰囲気を持っています。
アルペジオの速さと音色を研究しましょう。
G → A → Cm というコードが
音色の研究の参考になると思います。
まとめ
いかがでしたか。
木下牧子さんは素敵な曲をたくさん
書かれているので、今後も取り上げたいと
思っています。
毎年たくさんの曲と出会いますが
まだまだ知らない曲はたくさんあるので、
この解説を通して
新たな曲を知る機会になると嬉しいです。
次回は、『私と小鳥と鈴と』を予定しています。
これは2回にわたって扱いたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。