【合唱】混声合唱のための唱歌メドレー『ふるさとの四季』 解説➁
こんにちは。
今回は、前回の続きを解説します。
参考演奏はこちらです。
◆鯉のぼり(3:34~4:42)
はつらつとして元気よく弾きましょう。
基本的に4分音符で動きます。
音が短くなりすぎると
和音が聞こえなくなり。
丁寧に弾きすぎると重たい印象になります。
適切な長さを見付けて弾きましょう。
また、符点のリズムが右手にあります。
リズムが乱れやすいと思うので、
どの運指が一番弾きやすいのか
個人で研究してみてください。
◆茶摘(4:43~5:48)
2拍子のカウントになっているので
大きく拍子をとるようにしましょう。
右手にはスタッカートとテヌートがあり
リズムに特徴があります。
しっかりと活かしましょう。
また、左手に注目すると
歌とは別の旋律が隠されているように
私は思います。
比較的弾きやすと思うので
左手の動きの面白さも表現できると
より良いと思います。
最後の音は、次の曲につながる
重要な音なので、
強弱と音色を大切にしてください。
また、歌とのタイミングも
しっかりと合わせてください。
◆夏は来ぬ(5:49~7:06)
曲の変わり目に // があります。
ここで、気持ちを新たにして
新しい世界を作りたいです。
最初の1小節のスラーは
ペダルを踏んでいても、
指でレガートにしてください。
この前奏で、すっきりとした夏が
引き出されるようにできると良いです。
16分音符の動きになるので
重たくならず常に前に向かって
よどみなく進んでいくように、
特に右手を意識しましょう。
トリルをどのように表現するのか、
考えてみると楽しいです。
速度や強弱など、
工夫できるポイントはあるので
ぜひ挑戦してみてください。
◆われは海の子(7:07~8:04)
2拍子を感じましょう。
裏拍で入るところがあります。
タイミングが難しいですが、
出遅れるとテンポ感も重たくなるので、
音の長さと共にタイミングも
練習が必要です。
また、合いの手のように入るところも
数か所あります。
それほど難しい部分ではありませんが
遅くならないように気をつけたいです。