共演者のブログ

2018年4月からフリーランスでピアノを弾き始めた人のブログです。伴奏者や共演者をお探しの方は、ぜひ一緒に演奏しましょう。          【Mail】collaborate_piano@yahoo.co.jp

【合唱】混声合唱のための唱歌メドレー『ふるさとの四季』 解説④

こんにちは。

今回は、前回の続きを解説します。

参考演奏はこちらです。

 

 

youtu.be

 

 

◆冬景色(10:57~11:54)

少し長い間奏を経て

次の曲に入ります。

右手の動きはもちろんですが、

この曲は特に左手も

面白い動きをしているので

しっかりとアピールしましょう。

 

前の曲が変イ長調に対して

この曲はト長調なので

少しすっきりした感じがします。

感情を込めるというよりも

確実に刻むことを意識すると

良いと思います。

変ホ長調に転調してからは

フラットのあたたかく柔らかい印象を

しっかりと表現しましょう。

 

 

◆雪(11:54~12:47)

ノリが大切な伴奏です。

音が短くなりすぎないようにして

軽い音の運びを意識しましょう。

前奏は場合によっては

左ペダルを使って、

丸い感じを出しても良いかもしれません。

装飾音符が付いています。

メインの音にくっついて

音がぶつからないように

装飾音もしっかりと聞こえることを

意識したいです。

 

 

◆故郷(12:48~14:20)

『故郷』は一番を冒頭で歌い、

二番を無伴奏で歌い三番につなげる

という構成になっています。

そこで、二番は歌詞のみを載せました。

伴奏は三番からです。

右手が旋律、左手が伴奏で、

フル活用しています。

ペダルを踏み変えるので、

旋律が切れやすくなります。

できるだけ指でレガートを作りましょう。

伴奏は1拍目に低音を弾くので

しっかりと支えを作るようにしましょう。

壮大になった時にピアノの低音の支えがあると

安定して聴こえます。

歌詞が終わったところから急にテンポが

遅くなっています。

これは楽譜に書いていないので

完全な好みです。

表現の一つ程度に思っていただけると

助かります。

最後数小節の左手16分音符は

意外と弾きにくいです。

どのような運指にするのか、

個人的には、ここが一番難しいです。

最後の上行型は、

この合唱曲の全てを締めくくるので

広い世界・空間に音を満たせるようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか。

4回に分けて解説した大曲です。

どの季節の曲も

弾きごたえ

歌いごたえ

聴きごたえ

がある編曲です。

源田俊一郎さんは

たくさん編曲されているので

ぜひ他の曲も聴いてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。