【合唱】私と小鳥と鈴と 解説
こんにちは。
今回と次回は『私と小鳥と鈴と』の伴奏を
解説します。
まず、鈴木憲夫作曲の合唱版を取り上げます。
楽譜は女声合唱を使用します。
演奏はこちらです。
解説1
8分音符と3連符が多く使われています。
女声合唱の場合は低音の支えがないので、
伴奏の左手で補いましょう。
また、ペダルを踏むと左手の動きが
分かりにくくなるので、
意識して弾くと良いと思います。
ただし、全ての音を丁寧に弾くと
重たい印象になるので、
この曲は、この点が難しいと思いました。
解説2
14小節目の「わたしのように」
18小節目の「U___」
は、ピアノと歌が似た、
もしくは同じ動きをしています。
無理に合わせようとすると
流れを乱してしまいますが、
このような所はそろった方が
綺麗に聞こえます。
解説3
37小節目3拍目裏から、
A♭ → G♭ → F → B♭
という動きがあります。
一瞬ですが、とても素敵です。
ピアノとしては、たっぷり歌って弾きたい
ところですが、38小節目の歌が裏拍で入るので
ここでテンポが大きく動くと
逆効果になってしまうので、
テンポはそれほど揺らしたりせずに
音色や強弱の工夫で表現しましょう。
ペダルの踏み方ですが、
私は1拍ずつ踏み変えて
できるだけ手でつなげるようにしています。
38小節目までスラーがかかっているので
途中できれないように気をつけましょう。
解説4
最後の壮大なところです。
40小節目からある
全音符の G♭ や E♭ の低音は
豊かな響きでピアノの右手や歌を
支えられるようにしましょう。
45小節目の終わり方ですが、
私は余韻を残したいので
ペダルを少しだけ長めに踏んでいます。
ホールの上まで音が満たされるような
イメージです。
まとめ
いかがでしたか。
有名な詩を合唱にすると
違った見方ができそうですね。
新鮮な気持ちで聞くことができます。
次回は、独唱曲『わたしと小鳥とすずと』を
予定しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。