【合唱】混声合唱のための唱歌メドレー『ふるさとの四季』 解説①
こんにちは。
今回は、
【合唱】混声合唱のための唱歌メドレー
『ふるさとの四季』
の伴奏を解説します。
この曲は、約16分もある
大曲なので、
季節に分けて解説します。
『故郷』から始まり
春夏秋冬の曲を歌い
再び『故郷』に戻ってくるという
なんとも感動的な構成です。
参考演奏はこちらです。
譜めくりなどの関係で
各曲のつなぎで切れています。
ご了承ください。
◆故郷(0:07~0:55)
曲の始まりはとても大切です。
柔らかい音色になるように
自分の音をよく聴きましょう。
前奏は、旋律が和音に埋もれないように
丁寧に弾くことが大切です。
歌が入る前に少し rit. をしたくなりますが、
遅くなりすぎると歌が入りにくくなるので
気をつけてください。
右手は8分音符で動いています。
旋律が隠れているので、
伴奏をしながら旋律もつないで
弾けると良いです。
停滞しないように
ゆったりとした中にも
流れを作りたいです。
◆春の小川(0:56~2:17)
右手が16分音符で更に細かくなり
川の爽やかな流れを表現しています。
常に1本の線に乗っているイメージで
推進力を大切にしてください。
この曲も、右手に旋律が隠れています。
また、左手が8分音符で動いている時は
その動きも伝わるように意識しましょう。
◆朧月夜(2:18~3:33)
次は、右手にアルペジオが出てきます。
3拍子をしっかりと感じて
情景をイメージしましょう。
春の夜の月が霞んで、
隙間から見える光に赴きを感じます。
「春の小川」とは違った
柔らかさがありますね。
右手のアルペジオと左手の音の上下は
ぜひ両方とも聴こえるようにしてください。
16分音符になっても
落ちついた印象を崩さないように
意識しましょう。